Wednesday, July 8, 2020

陰惨なコロナウイルスの犠牲者とアジア人【コロナ差別】人種差別は黒人だけの問題ではない





アメリカで新型コロナウイルスの感染が50州のうち39の州で急上昇中です。トニー賞の役者が陰惨なコロナとの戦いの末亡くなりました。カリフォルニアではアジア人絵の差別や嫌がらせが絶えません。




またコロナと並んでアメリカでは大きな問題となっているのが人種差別です。


ここへきてまたこの二つの2大ニュースが絡み合っていたというニュースが浮上しました。


カリフォルニア州でコロナウイルスの発祥地の人間としてアジア人が嫌がらせをされたり攻撃を受けているというのです。


ここ、フロリダで個人的に経験したことはありませんが、どうやら深刻なようです。


夏の始まりを告げるイベントである独立記念日のお祝いが各地で行われましたが、コロナウイルスの感染急増が影を落としています。


関係者が心配するのは、この全行的な行事で感染者がさらに増えるだろうということです。


ちなみに、著名人がコロナの犠牲となりました。


世界でも傑出した役者のニック・コルデロ41歳がCovid-19コロナウイルスによる合併症でなくなりました。トニー賞にも推薦されたひとで、今年3月にコロナに感染し、右足切断、体重30減少する過酷なコロナウイルスとの戦いの末、亡くなりました。3日前には、両肺移植が回復の唯一の望みだと、公表されたばかりでした。


コロナウイルスの恐ろしさがこの話からも分かると思います。


以前からコロナはインフルエンザの一つだ。大げさでばかげている。という意見が僕の周りでも飛び交っていました。


現在はフロリダ、アリゾナ、カリフォルニア、テキサスの四州で感染者数の急増が著しく、特にカリフォルニアは当初いち早く対応し始め、ニューヨークとは反対に、感染者数の少なさに感心されていましたが、ここにきて対応のゆるみが露呈されました。


そのカリフォルニアでは、アジア人がコロナウイルスの責任を押し付けられるべく嫌がらせをされているようです。


ロサンゼルスタイムによりますと、報告されているケースだけでも800を超えるというのです。


”お前がコロナを持ってきた!”と攻撃されるのです。


個人的には信じられないちうのが正直なところですが、この小学生のような偏見deあからさまに人種差別の攻撃をするのです。


専門家によると自治体や政府に訴えることと同時にソーシャルメディアなどによってもっと多くの人にこの差別の現実を知ってもらうことが大切と、バイラルになった動画などの例を挙げていっています。


多くの人はこのことを知らないといいます。


また、トランプ大統領の少しうかつともいえる、コロナウイルスのことをチャイナバイルスと呼んだことも取り上げて、在米アジア人のいる歯がゆい過酷な状況を表現しています。


私たちは同じアメリカ人なのに、異国人として扱われている。ひどいことだとTzi Ma氏は言います。


日常のコロナウイルスに対する怒りの矛先になっている。


アジア人はこういうことがあった時に、しっかりと報告するべきだとしています。その結集がパワーとなるからです。


Stop AAPI Hate Reporting CenterのRussel Jeung氏は言います。


ビルマ出身の人がコロナはお前のせいだと切り付けられたHate Crimeの例を挙げて警告しています。


今年は特に黒人の差別反対運動がジョージ・フロイ氏の死亡事件をもとに全国でデモ活動が続いていますが、人種差別は黒人だけの問題ではありません。アジアやパシフィックアイランダー、ヒスパニックの人たちも苦しんでいる問題です。


日本では外国人や異人種にはむしろ優しいという感じがあります。もともと歴史的に異人種が珍しい国だったからでしょうか。


僕も人種差別をアメリカという国で受けたことは少なからずあります。また差別というのは問題点は当然発する側にもありますが、受け取り方の問題であることにも違いはありません。

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