星が消えた。おそらく珍しくはないと思うでしょうが、この星は特に明るく、通常は星が消滅してブラックホールを形成する前に大爆発を起こしそのまばゆい光が観測されるはずなのです。最近宇宙銀河におけるブラックホールに関するニュースが飛び交っています。この動画ではその一つを紹介する。Supernovaつまり超新星の減少を起こさずに消滅した太陽の何百倍もの光を放っていた星。天文学者たちはそのロマンを追い続ける。
7500万光年というはるかな距離にある、銀河系の星です。とても高温の星でクリスタルブルーに輝く星でした。
私たちが慣れ親しむ太陽の数百万倍の光を放つ星です。
天文学者たちは過去20年も研究し続けてきました。
昨年のある日突然その星は消えたのです。どこを探してもありません。
アランは、何度もデータをチェックしなおしました。この星は遠すぎるため、天体望遠鏡では確認できないのです。
そのため、天文学者たちはその強烈な光がその星が在籍する銀河系から放たれる光の痕跡をデータにたどるのです。
ただ、それらの痕跡が全く見つからなくなったのです。
アランは考えた。たぶん、地球の関係だろう。チリの北部の山の上にあるテレスコープを使って銀河を観測したあの日は天候が決して良いとは言えなかった。
そこで、アランと同僚は違う望遠鏡を使ってもう一回観測を試みたんです。
でもまた見つからなかった。
いやー、とても心地よい驚きでした。とアランは言いました。
心地よい?どういう意味だ?
このことは6月30日に発表されたばかりなんですが、この件に関してアランからそのような表現を聞くことは予想もしなかった。
むしろこの天体の消滅に対して、危機的でパニック気味な表現を想像したからです。
このような巨大な星は、ふつうはこのようにぽっと消えることはないのだ。
そういった星は死ぬ前にスーバーノバ超新星という大爆発する現象を起こしてその後ブラックホールを形成するんだ。
でも超新星の形跡が全く見つからない。
アランにはそれが一番興味深いのでした。
アランと同僚たちは、この星はその工程をスキップしたのかもしれない。
そしてファンファーレなしでブラックホールに変わったのかもしれない。
だとしたら、バンつまり爆発なしに去っていった。天文学者がこの可能性を長い間追及していたんです。
テルアビブ大学のアルカビは言いました。
2009年から2015年にかけて似たような星の消滅の例が、超新星がととても多い、通称花火銀河という銀河系の観測でありました。
他にもいろいろ仮説がたてられましたが、アランはもうすぐハッブルが解明してくれるさ。
近々ハッブル望遠鏡の使用が期待されています。
7500万年前に起こったこの事件をはるかかなたの銀河系で私たちがこうやって話しているってなんか不思議ではないですか。
とっくの昔に消えた星を20年間も観測し続けた考古学者と似たロマンを追い続ける天文学者たち。
その手掛かりとなっていた光の痕跡はなくなってしまいました。
ハッブル望遠鏡がまた手掛かりを見つけるかもしれません。
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